うひ

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 接頭辞 ① 最初。初め。 ※古今(905‐914)物名・四三六「我はけさうひにぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり〈紀貫之〉」
② 「ういざん(初産)」の略。 ※咄本・当世手打笑(1681)五「或女房懐妊しけるが、うゐの事なれば」
語素 名詞の上に付いて、「初めての、最初の」の意を添える。「うい冠(こうぶり)」「うい産」「うい陣」「うい孫」など。
[語誌]「うい」は「生まれて初めて」の意で、類義の「はつ」は、ある一定の周期ごとの初回、たとえば、一日、一年などにおける最初の意であることが多い。
広辞苑 接頭辞 「初めての」「最初の」などの意を表す。 「―産」「―孫」
大言海 名詞 (ウミ)ト通ズ、みそか、ひそか(密)〕
始メテナルコト。 (ハツ)
古今集、廿、物名、さうび(薔薇)「我レハけさ、うひニゾ見ツル、花ノ色ヲ」
(ウヒ)ノ子」 初冠 (ウヒカウブリ)」初學ビ」 初陣 (ウヒヂン) 初產 (ウヒザン)
此語多クハ、接頭語トシテ用ヰラル。 金葉集、九、雜、上「嬉シクモ、秋ノミヤマノ、松風ニ、うひ琴ノネ、通ヒケルカナ」

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最終更新:2024年05月08日 19:07