える(択)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 二つ以上のものの中からある基準にあったものをとり出す。とり出して区別する。撰択する。えらぶえらむよる ※書紀(720)雄略即位前(図書寮本訓)「時に坂合部連贄宿禰、皇子の屍を抱きて燔(や)き死(ころ)されぬ。〈略〉遂に骨を択(エル)こと難し」
※枕(10C終)一八五「いふ人おほく、いどみたる中にえりて婿になりたるも」
選・撰・択
広辞苑 他動詞 基準に合うものと合わないものとを分けて取捨する意。
①たくさんの中から取り上げる。えらびとる。よる
万葉集10「月日―・り逢ひてしあれば」 選る
②たくさんの中から取り出して捨てる。よりのける。 万葉集12「稗を多み―・らゆる(なり)そ」
大言海 他動詞 ()しノ語根ヲ活用セシム、()キモノヲ取ル意ナルベシ、薪ヲ()るモ、()ノ活用ナリ(薄る、熱る)〕
延ベテハ、えらぶト云フ。スグルヨル
源、十、榊「サラヌ 上達部 (カンダチメ)モ、ヤムゴトナク、オボエアルヲえらセタマヘリ」
同、十四、澪標 十九 「由アル 受領 (ズリヤウ)ナドヲえりテ」
動詞活用表
未然形 えら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 えり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 える べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 える も、かも、こと、とき
已然形 えれ ども
命令形 えれ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年02月09日 13:14