こ(濃)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 形容動詞 濃いこと。 ※古事記(712)中・歌謡「三つ栗の その中つ土(に)を 頭(かぶ)衝(つ)く 真火(まひ)には当てず 眉(まよ)画き 許(コ)に画き垂れ」
接頭辞 体言の上に付いて、そのものの色や密度が濃いことを表わす。「濃染」「濃紫」など。
[補注]「古事記」の例の「許(こ)」は乙類のコの仮名であるが、平安初期の、諸資料(新訳華厳経音義私記・西大寺本金光明最勝王経古点・新撰字鏡)では、「濃」は甲類のコであるところから、この「古事記」の例を「濃(こ)」ととらず、代名詞「是(こ)」と解する説もある。
広辞苑 (接頭語的に用いて)色や液のこいこと。 華厳音義私記「漿、古美豆」。
「―紫」
大言海 名詞 ()しノ語根〕
色ノ、濃キコト。
古事記、中(應神) 七十一 長歌「 眉畫 (マヨガキ)()(濃)ニ()キ垂レ」((マユスミ)ナリ)
「濃紫」濃(ゾメ)」濃酒」

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附箋:名詞 形容 形容動詞 接頭辞

最終更新:2024年05月10日 19:47