おく(圧)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 他動詞 〔置くノ意、物ノ上ニ物ヲ置ケバ、壓サルルナリ〕
()ス。壓シ凌グ。犯ス。
古今集、六、冬「梅ノ香ノ、降リおける雪ニ、紛ヒセバ、誰レカコトゴト、別キテ折ラマシ」
後撰集、七、秋、下、菊ノ花折レリトテ、人ノ言ヒハベリケレバ「イタヅラニ、露ニおかルル、花カトテ、心モ知ラヌ、人ヤ折リケム」
爲忠百首「時鳥、己ガ上毛ニ、雨ヲおきテ、隙ナク聲ヲ、モラス頃カナ」
謠曲、葛城「葛ノ葉、ハヒヒロゴリテ、露ニおかレ、霜ニセメラシ」
つみおかすト云フ、左行四段活用ノ他動詞モ、置く意ニ起リ、壓くト同意ナルベシ。 拾遺集、九、雜、下、長歌「大原野邊ノ、ツボスミレ、つみおかしアルモノナラバ」(摘み置くヲ、罪壓くニカク)
源、三十四、下、若菜、下 六十七 「クヤシクゾ、つみおかしケル、葵草、神ノユルセル、カザシナラヌニ」
同、四十、幻 十六 「大カタハ、思ヒステテシ、世ナレドモ、アフヒハ楢ヤ、つみおかすベキ」
動詞活用表
未然形 おか ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 おき たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 おく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 おく も、かも、こと、とき
已然形 おけ ども
命令形 おけ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年02月14日 21:18