おそ(遅)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 (形容詞「おそい」の語幹)
① のろくて時間がかかること。時が過ぎて遅れること。
※万葉(8C後)一四・三四九三「於曾(オソ)はやも汝(な)をこそ待ため向つ嶺(を)の椎の小枝(こやで)の逢ひは違はじ」 遅・鈍
② 働き、判断などがにぶいこと。愚かで間が抜けていること。 ※万葉(8C後)二・一二六「遊士(みやびを)とわれは聞けるを屋戸(やど)かさずわれを還せり於曾(オソ)の風流士(みやびを)」
広辞苑 (形容詞オソシの語幹)
①おそいこと。
万葉集14「―早も()をこそ待ため」 遅・鈍
②心がにぶいこと。おろかなこと。愚鈍。 万葉集9「―やこの君」
大言海 名詞 (オソ)ノ語根、其條ノ(三)ヲ見ヨ〕
愚鈍 (オロカ)ナルコト。
萬葉集、二 十六 (ミヤビ?)()ト、吾レハ聞ケルヲ、宿貸サズ、吾レヲ還セリ、於曾ノ 風流 (ミヤビ)()
同、九 十九 (トコ) 世邊 (ヨベ)ニ、住ムベキモノヲ、ツルギタチ、()ガ心カラ、於曾ヤ此君」(浦島子ガ 玉筐 (タマテバコ)ヲ開キテ、海宮ニ歸リ得ザリシヲ云フ)

検索用附箋:名詞形容

附箋:名詞 形容

最終更新:2024年02月19日 22:36