おみ(臣イ)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (「おおみ(大臣)」の略)
① 主君に仕える人。宮廷に仕える者。男にも女にも言った。おみのこおむのこ
※書紀(720)仁徳一六年七月・歌謡「水底ふ 於瀰(オミ)のをとめを 誰養はむ」
② 姓(かばね)の名。大化前代に、畿内の在地有力豪族に与えられた。天武朝に八色の姓により地位が低下。 ※書紀(720)敏達一二年是歳「朝列(みかど)に仕へ奉る臣連・二造〈略〉より下百姓に及るまでに」
広辞苑 名詞 ①朝廷に仕える人。臣下。 万葉集3「もののふの―の 壮士 (おとこ)は大君の(まけ)のまにまに」
②古代の(かばね)の一つ。各地の有力豪族に与えられ、姓の中で最も尊重されたが、天武天皇の時、臣の一部は 朝臣 (あそみ)に昇格、もとの臣は第6等の姓となる。→八色姓 (やくさのかばね)
大言海 名詞 (オホ)()ノ約、君ニ仕フル人ヲ、傍ヨリ稱揚スル名ナリト云フ〕
仕官 (ミヤツカヘ)スル人ノ稱。男女共ニ云フ。ミヤツコ(シン)(シン)()
萬葉集、三 三十五 「物部ノ、(オミ) 壯士 (ヲトコ)ハ、大君ノ、(マケ)ノマニマニ、聞クト云フモノゾ」
仁德紀、十六年七月、片歌「 於瀰 (オミ) 孃子 (ヲトメ)」(宮人、桑田玖賀媛)

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最終更新:2024年03月01日 18:15