かく(舁)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① 物を肩にのせて運ぶ。かつぐになう ※延喜十三年亭子院歌合(913)「方の宮たちみな装束めでたくして洲浜奉る。大夫四人かけり」
※大鏡(12C前)四「車さしよせつつ、人にかかれて乗り給ふをぞ」
② 欺く。だますかつぐ ※洒落本・面美多勤身(1790‐91頃)「くがいの身だから、〈略〉かいてみたりする事もありやす」
広辞苑 他動詞 (「懸く」と同源)
①物を肩にかけて運ぶ。特に二人以上で肩にかつぐ。
平家物語2「輿に―・かれて古郷へぞ帰りける」。
「かごを―・く」
だます 傾城買二筋道「―・かれるやうな(とが)はしねえは」
大言海 他動詞 二人以上ニテ、物ヲ棒ニサシテ(カタ)グ。カツグ。(輿、駕籠ナド) 源、十六、關屋「此處彼處ノ杉ノ下ニ、車ドモかきオロシ」
動詞活用表
未然形 かか ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 かき たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 かく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 かく も、かも、こと、とき
已然形 かけ ども
命令形 かけ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年03月10日 20:40