かさ(瘡)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 天然痘、できもの、はれものなど、皮膚病の総称。また、傷の治りぎわにできるかさぶたをもいう。 ※書紀(720)敏達一四年三月(前田本訓)「天皇と大連と卒(にはか)に瘡(カサ)患(や)みたまふ」
※米沢本沙石集(1283)二「むねに疵ありて、かさと成り」
② 特に、梅毒をいう。 ※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四「傾城おほくあつまりて、市立(いちだち)の人に契る。〈略〉瘡(カサ)をうつりて、一期やまひになるもあり」
広辞苑 名詞 ①皮膚病の総称。できもの 今昔物語集29「身にあしき―の出でたりければ」
梅毒 (ばいどく)の俗称。 守貞漫稿「夜鷹の―にて思ひいづることあり」
大言海 名詞 (カサブタ)ノ、笠ヲ伏セタル如キニ云ヘルガ元ナルベシ、梵語ニテモ、瘡ヲ、Khasa.ト云フ〕
(一){皮膚ニ生ズル病ノ總名。ハレモノデキモノ 腫物 (シユモツ)
倭名抄、三 十二 「瘡、加佐」
(二)俗ニ、專ラ、 黴毒 (バイドク)ノ稱。 唐瘡 (タウガサ)ノ略ナリ。コレヲ病むヲ、かくト云フ。

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最終更新:2024年03月15日 18:27