かち(勝)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (動詞「かつ(勝)」の連用形の名詞化)
① 競争や競技に勝つこと。勝利。⇔負け
※二十巻本天徳四年内裏歌合(960)「右歌、よしなき花散らすも、ことなる興なく、詞もよろしからず。以左為勝」
② 得をすること。利を得ること。 ※評判記・難波物語(1655)「初心なれば、何の興もなくて、ふるはぬばかりを、かちにして立かへり」
※女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三「何時でも、入社出来ますが、一日でも早い方が勝ちです」
③ 手形交換所へ出した手形で、受取勘定のほうが多いこと。
広辞苑 名詞 勝つこと。勝利。↔負け 「―を制する」「負けるが―」 勝ち
大言海 名詞 ()ツコト。 勝利 (シヨウリ)。(負ニ對ス) 源、三十二、梅枝「匂ノ深サ淺サモ、 勝負 (カチマケ)ノ定メアルベシ」
北野宮歌合(元久元年十一月)六番「左、サシモ猶、エヤハイブキノ、下草ノ、跡ナキ霜ニ、思ヒ消エナン、右、下ムセブ、思ヒノケブリ、立イデバ、シホヤク浦ノ、アマト答ヘン、右ノ歌モ、優ニハキコユレド、左ノ、アトナキ霜ニ思ヒ消エナンナドイヘル、尤ヨロシ、爲勝」

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最終更新:2024年03月22日 18:57