かち(褐)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① あらい毛織物。かつ。 〔史記‐劉敬伝〕
② 毛織りに似せた粗布。
③ =かちぎぬ(褐衣) ※殿暦‐康和四年(1102)六月一日「各々皆着競馬装束、或又かちにさしぬき、着打懸
④ =かちいろ(褐色)① ※宇津保(970‐999頃)祭の使「かちの衣著たる男ども燈したり」
広辞苑 名詞 (「褐」は借字で、藍を()って染める意)
①濃い紺色。深藍色。勝の意にとり、武具用の 布帛 (ふはく)や革を染めるのに用いる。かちいろかちん
平家物語2「―の 直垂 (ひたたれ)に黒皮縅の鎧着て」
②魚群。魚が群れてくると海面の色が、かち色になるからいう。
大言海 名詞 色ノ名、かちいろノ條ヲ見ヨ。

中国で「褐」は日本語の「 褐色 (かっしょく)」の如く、焦茶色の意。深藍色の意としては和語として扱う。

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最終更新:2024年03月22日 19:20