さ（箭）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	矢の古称か。	※万葉（８Ｃ後）一三・三三三〇「鮎を惜しみ 投ぐる左(サ)の 遠離り居て」	矢・箭
広辞苑	名詞	(サチと同源か)矢の古称。	万葉集13「投ぐる―の」	箭
大言海	名詞	〔 刺 (サ)すノ語根ニテモアルベキカ、神武紀 十四 御長歌「ミヅミヅシ、 來目 (クメ)ノ 子等 (コラ)ガ、云云、 諸御 (　ノミ) 謠 (ウタ)、皆謂 二 來目歌 一 、 此的 (ハサシ) 二 取 (テ) 歌者 (　ヘルヲ) 一 而名 レ 之也」或ハ、 征箭 (ソヤ)ノ約カトモ云フ、イカガ、朝鮮語ニ、矢ヲ、さるト云フトゾ〕 箭 (ヤ)ノ古言。	綏靖旣位前紀「射 二 手硏耳命 一 、 一發 (ヒトサニ)中 レ 胸、 再發 (フタサニ)中 レ 背、遂殺 レ 之」私記「一發、 比止左 (ヒトサ)、再發、 不太左 (フタサ)」 天武紀、上 十 「 射中 (　テアツ) 二 一箭 (ヒトサヲ) 一 」 萬葉集、十三 三十 長歌「 投左 (ナグルサ)ノ、（序）遠ザカリ居テ、思フ 空 (ソラ)、安カラナクニ」（投ぐるハ、射るナリト云フ、同、十九 十四 長歌「 投矢 (ナグヤ)持チ、 千尋 (チヒロ)射ワタシ」） 同、廿 四十二 「 荒男 (アラシヲ)ノ、 伊乎佐 (イヲサ) 手挾 (タバサ)ミ、立チ向ヒ」（伊モ乎モ、發語ナリ）	箭

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附箋：名詞 物品