かて(勝)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 動詞 〔此語、多行下二段活用ノ動詞ナリ、サルニ、未然形ニ、かてぬ、(())かてむ、かてまし、(())連用形ニ、かてぬ「寐ぬかてにケム」(完了ノ())名詞形ニ「別れかてニト引キ(トド)メ」トノミ現レ、又、他ノ動詞ノ連用形ニ附着シテノミ見ユ、語原ハ行きかねて、行きかぬるト同意ノ語ナレバ、てト、ねト通ズルカ、(()(サネ)、まさで。 沓直 (クツテ)()(ウチ)()()(カタ)しノかたト通ズト云フハ、動詞トシテハ、落チツカズ、又、崇神紀、萬葉集ノ出典ニ據レバ、かハ、淸音ナリ、又、(シヨウ)、又ハ、不勝ノ字ヲ記スハ、()(タヘ)()(タヘ)(不堪、將堪)ノ意ニ云フ場合多キニ因ルナルベシ〕
然アランコトノ、(カチ)()ズシテ、然ナシ難キヲ云フ語。
萬葉集、二 十一 玉櫛 (タマクシ)()、(枕)三室戶山ノ、 狹名 (サナ)(カツラ)、(序) 率寐 (サネ)ズハ、遂ニ 有勝 (アリカテ)マシヲ」
同、十一 三十三 「飛鳥川、水行キマサリ、(序)イヤ日ケニ、戀ノマサラバ、在勝マシモ」

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最終更新:2024年04月03日 20:01