かど(才)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 才能。才覚。気のきくこと。 ※書紀(720)仁賢即位前(図書寮本訓)「幼(わか)くして聰(さと)く穎(すぐ)れ、才(カト)敏くして識(さとり)多し」
※宇津保(970‐999頃)祭の使「しづ心もなくおぼえければ、あるがなかにかどあるわらはして、かく聞えたてまつる」
おもむき。持ち味。 ※栄花(1028‐92頃)駒競の行幸「あやしき草木を掘り植へ、かどある巖石を立て並べて」
広辞苑 名詞 はたらき。才能。気のきくこと。才覚。 宇津保物語祭使「あるが中に―ある童して」
大言海 名詞 〔角ノ義カ〕
(一)才氣。才能。學藝。
仁德卽位前紀「豈有 能才 (ヨキカド)乎」
天武紀、下、二年四月「簡 才藝者 (カドアルヒト)
持統卽位前紀「 才學 (カド)
(二)心()キタルコト。ハタラキ。才覺。 仁德卽位前紀「 才敏而 (カドアリテ)(サトリ)
宇津保物語、祭使「アルガ中ニ、かどアル(ワラハ)シテ、カク聞エ奉ル」
源、三十五、柏木 三十九 「今メカシウ、かどアリトハ言ハレタマヒシ、 更衣 (カウイ)ナリケリ」

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最終更新:2024年04月06日 17:46