かな(鏟・鐁)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 材木を削ってたいらにする工具。室町以前は、槍の穂先のそったような形の「やりがんな」をさす。かんな 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※大鏡(12C前)二「工ども、うらいたどもをいとうるはしくかなかきて、まかりいでつつ」
広辞苑 名詞 かんな」に同じ。 万葉集7「ま―持ち 弓削 (ゆげ)の川原の埋木の」
大言海 名詞 ()く、()ぐノ語根、(ユミ)(ケヅリ)、ゆげト同趣〕
(一){工匠ノ、材ヲ削リテ、平カニスル具。音便ニ、かんなト云フ。古ヘノかなハ、今ノやりがんなナリ。
萬葉集、七 三十八 眞鉇 (マカナ)持チ、(枕詞) 弓削 (ユゲ)ノ河原ノ、埋木ノ」
天治字鏡、六 廿六 「鏟、平木鐵也、加奈」
倭名抄、十五「鐁、平木器也、賀奈」
鏟・鐁
(二)今、專ラかんなト云フハ、だいがんなナリ。

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附箋:名詞 物品

最終更新:2024年04月06日 18:34