かな(仮名・仮字)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (「かりな」の転じた「かんな」の撥音「ん」の無表記から。「な」は文字の意) 日本に発生、発達した音節文字。本字(ほんじ)である漢字を真名(まな)というのに対して、平仮名、片仮名、変体仮名をいい、また、表音文字という用法上からみた場合には、これに万葉仮名を加えていうこともある。和字。国字。
(イ) まんようがな。
※宇津保(970‐999頃)国譲上「赤き色紙に書きて卯の花に付けたるはかな、はじめには男にてもあらず、女にてもあらず、あめつちぞ。その次に男手、放書(はなちがき)に書きて」 仮名
(ロ) ひらがな ※源氏(1001‐14頃)絵合「草の手にかなの所々に書きまぜて」
(ハ) かたかな
広辞苑 名詞 (カリナ(仮名)の音便カンナの約)漢字から発生した、日本固有の音節文字。広義には万葉仮名・草仮名・平仮名・片仮名、狭義には後の二者をいう。万葉仮名は主に漢字の音訓で国語を写し、平仮名・片仮名は平安初期、万葉仮名をもとにできた。やまともじ。仮名文字。↔真名 (まな) 仮名・仮字
大言海 名詞 かんな(假名)ノ條ヲ見ヨ。 假名・假字

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最終更新:2024年04月06日 18:41