かび(黴・殕)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 真菌類のうち、菌糸がからみ合った不定形の集合体をなすものの総称。植物分類学上の単位ではなく、形態上の性質に対する通称。藻菌類、子嚢菌類の多く、および担子菌類の一部が含まれる。《季・夏》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
※怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉二「菓子抔(など)は〈略〉皆醭(カビ)を生(はや)かして捨る位のものですから」
② いつかは朽ちはてて、むなしくなってしまうもののたとえ。無価値なもの。 ※俳諧・冬の日(1685)「ふゆまつ納豆たたくなるべし〈野水〉 はなに泣桜の黴とすてにける〈芭蕉〉」
広辞苑 名詞 ①菌類のうちで、きのこを生じないものの総称。主に糸状菌をいう。アオカビ・クロカビ・ケカビなど。〈[季]夏〉
②飲食物・衣服・器具などの表面に生ずる黴生物の集落の俗称。
大言海 名詞 ()ブルモノ。飮食物、布、紙ナドノ、久シク暖氣、濕氣ノ中ニアリナドシテ、其上ニ白、褐、綠、等ニ、細カク生ズルモノ。極メテ微小ナル菌ナリト云フ。 黴・殕

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附箋:名詞 植物

最終更新:2024年04月11日 20:08