かむ(醸)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 (上代、生米を噛んで吐き出し、それを瓶にためて発酵させたところから) 酒を造る。醸造する。かもす ※古事記(712)中・歌謡「須須許理(すすこり)が 迦美(カミ)し御酒(みき)に 我酔ひにけり」
広辞苑 他動詞 (カモスの古語。実際に米などを嚙んで作ったところからいう)酒などをつくる。 応神紀「 横臼 (よくす)に―・める 大御酒 (おおみき) 醸む
大言海 他動詞 (カモ)ノ古言。 神代紀、上 三十五 (カミ)八醞酒
崇神紀、八年十二月、長歌「此 御酒 (ミキ)ハ、云云、大物主ノ、 介瀰 (カミ) 御酒 (ミキ)
萬葉集、十六 十三 味飯 (ウマイヒ)ヲ、水(酒)ニ(カミ)成シ」
字鏡 三十一 「釀、造酒也、佐計加无」
名義抄「釀、カム、サケカム、サケツクル、カモス」
動詞活用表
未然形 かま ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 かみ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 かむ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 かむ も、かも、こと、とき
已然形 かめ ども
命令形 かめ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年04月21日 19:25