し(死)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 死ぬこと。生命がなくなること。生きる機能を失うこと。また比喩的に、ものごとの死んだようなさまをもいう。仏教では、これを四大(しだい)の離散とし、また寿命と体温と心識とがなくなることと説く。 ※万葉(8C後)五・沈痾自哀文「生可貪也、死可畏也」
※今昔(1120頃か)三一「死の耻を隠させ給たる事、世々にも難忘く候ふ」 〔礼記‐檀弓上〕
② 「しざい(死罪)」の略。 ※続日本紀‐天平一〇年(738)正月壬午「大赦天下〈略〉若罪至死降一等」 〔韓愈‐八月十五夜贈張功曹詩〕
広辞苑 名詞 ①しぬこと。命がなくなること。 「事故―」
②律の五刑の一つ。(こう)(ざん)の2種があり、斬は絞より重い。
③野球で、アウトのこと。 「二―満塁」
大言海 名詞 ()ぎノ約、死ノ字音ト暗合、()す、(メシヒ)(シヒサヤ) 火𮕩 (シメル)、ノし、皆、同ジ〕
(一)命數ノ、盡クルコト。壽命ノ、ナクナルコト。
萬葉集、五 廿八 長歌「犬ジモノ、道ニ伏シテヤ、 命周疑 (イノチスギ)ナム」
禮記、曲禮、下篇「庶人曰死」
「死ヲ畏ル」
(二)刑ノ名、 死罪 (シザイ)ノ條ヲ見ヨ。

動詞の「しぬ」の名詞形は「しに」。多く、この「しに」を付けた語に「いきしに」、「わかじに」などがあるが、古くよりある言葉に「しかばね」の例あり。

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附箋:名称 名詞 大和支那

最終更新:2024年06月13日 17:48