から(副詞イ)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 副詞 否定的、消極的でよくない状態を表わすことばに伴って、その状態を強める。まるっきりてんでさっぱり ※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「からがせうぎにふっぱるから」
※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一〇「身体許(なりばかり)大きう御座いまして、から、役に立ちません」
接頭辞 (名詞・形容動詞の語幹に付く)
① その状態がはなはだしいこと、また、すっかりその状態になりきること、の意を添えて強める。
「から一散」「からしょてっぺん(=まっさき。いの一番)」
② 否定的、消極的でよくない状態を表わす語に付いて、まるっきり、てんで、の意を添えて強める。「からっ」の形をもとる。 「から嘘(うそ)」「から馬鹿」「から坊主」「から無茶苦茶」「からっ下手」
広辞苑 副詞 からきし。まるで。 仮名文章娘節用「―手に負へねえから、 親父 (おやじ)はおほおこりで」

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最終更新:2024年04月27日 19:56