かり(接尾)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 (形容詞、または、形容詞型活用の助動詞「べし」「まじ」などの連用形語尾「く」に、ラ変動詞「あり」が付いて融合したもの) 形容詞、または、助動詞の活用形の一部として扱われるが、カリ活用の形容動詞としたり、形容詞と助動詞「あり」とに分析したりする扱いかたもある。 ※万葉(8C後)五・七九三「世の中は空しきものと知る時しいよよますます悲し可利(カリ)けり」
※伊勢物語(10C前)六「女のえ得(う)まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを」
広辞苑 文語の形容詞(または形容詞と同活用の助動詞ベシなど)の連用形語尾クに動詞アリを付属させてできた形。例えば悪シカルは悪シクアルの約。これをその語の一活用と認める説もある。 万葉集5「いよますます悲しかりけり」

品詞区分無し。接尾辞とする。

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附箋:接尾辞

最終更新:2024年05月02日 19:55