かる(刈・苅)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① 草木、頭髪など、むらがって生えているものを短く切りさる。切り払う。 ※古事記(712)上「天の八十毘良迦(やそびらか)を作りて海布の柄を鎌(かり)て、燧臼(ひきりうす)に作り」
※方丈記(1212)「むなしく春かへし、夏植うるいとなみありて、秋かり冬収むるぞめきはなし」
刈・苅
② 演劇用語。俳優や時間の都合で、上演中の脚本の一部を省略する。一部の場面を抜いて上演する。 「脚本の一部を刈って上演する」
広辞苑 他動詞 ①(草木・頭髪など、むらがり生えたものを)根を残して切り取る。()ぎ去る。短くする。 万葉集10「 行合 (ゆきあい) 早稲 (わせ)を―・る時に」。
「雑草を―・る」「髪を―・る」
刈る・苅る
②(演劇用語)俳優・時間その他の関係で上演中の脚本の一部分を抜いて演ずる。 「脚本を二、三ヵ所―・って上演する」
大言海 他動詞 ()る、()るニ通ズ〕
(ムラ)()チタルモノヲ、橫樣ニ切ル。 ()
大祓祝詞「天津菅曾乎、本(カリ)斷、末苅切氐」
「草ヲ刈る」髮ヲ刈る」枝ヲ刈る」
刈・苅
動詞活用表
未然形 から ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 かり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 かる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 かる も、かも、こと、とき
已然形 かれ ども
命令形 かれ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年05月04日 20:46