かる(枯・槁)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 自動詞 ()るノ義、前條ヲ併セ見ヨ〕
(一){草木、生氣ヲ失ヒテ、死ス。
萬葉集、十八 三十二 長歌、ナリハヒヲ「雨フラズ、日ノ重ナレバ、植ヱシ田モ、蒔キシハタケモ、朝每ニ、シボミ可禮ユク」 枯・槁
(二)氣力、𮕩ヘ盡ク。虛耗 百日曾我(元祿、近松作)五「茶、云云、三杯ニ、枯れタル魂ヲサグリ」
「精氣枯る」
(三)光澤失セテ、赤クナル。(髮ニ云フ) 色道大鑑(延寳、箕山)「鬢付油ハ、松脂煉ハ、髮かれテ()シシ」(枕草子、八、八十四段「七尺ノ(カヅラ)ノ赤クナリタル」榮花物語、十一、莟花「織物ニ髮亂ルト云フコトハ、髮ノかるびれ少ナキ時ノコトナリケリ」)
動詞活用表
未然形 かれ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 かれ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 かる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 かるる も、かも、こと、とき
已然形 かるれ ども
命令形 かれよ

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。「かる(涸)」を参照。

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附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年12月21日 16:36