大言海 | ||||
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辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
日本国語大辞典 | 語素 |
(名詞「かい(甲斐)」の変化した語) 体言または体言に準ずる語句に付く。 ① 主として、動詞の連用形に付いて、その行為をした効果、効験の意を表わす。「生きがい」「勉強しがい」など。 |
※浄瑠璃・忠義墳盟約大石(1797)八「嘸(さぞ)世話がひもなき者とさみして居やらふ」 | |
② 主として、人間関係を表わす名詞に付いて、その関係の効果を発揮する意を表わす。…としてのよしみ。 | ※浄瑠璃・悦賀楽平太(1692頃)二「平太落度(をちど)にきはまらば、一門がひに討こそせめ、そもや肩を持つべきか」 | |||
③ 否定を含む句に付いて、そうでないのが幸いなほど、の意を表わす。 | ※浄瑠璃・曾根崎心中(1703)「理窟(りくつ)につまってあげくには死なずがひな目にあふて」 | |||
④ 願望を含む句に付いて、そうしたい放題の程度の意を表わす。 | ※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中「言ひたいがいに言ひこめて、死んでもまだ言ひたらぬか」 | |||
広辞苑 | 接尾辞 | ①(多く動詞の連用形に付いて)その行為の結果としてのききめ、する値打ちを表す。 | 「生き―」「忠告のし―がない」 | |
②よしみや権利を表す。 |
浄瑠璃、曾根崎心中「ねんごろ―に許しておく」。 「友達―」 |
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③動作や状態の程度を表す。 | 浄瑠璃、曾根崎心中「死なず―の目に逢うて」 |
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