がり(名詞イ)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 隠語。
① 娘、また嫁を、人形浄瑠璃社会などでいう。
※洒落本・虚実柳巷方言(1794)中「娘 がり」
② てきや・露天商・盗人仲間でいう。
(イ) (「しんがり」の略か) 子ども、幼児のこと。
〔日本隠語集(1892)〕
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉三「俺んとこもガリ(子供)ができた」
(ロ) (「しんがり」の略) 露店などで、店を出す場所の一番はずれのところ。 ※笹まくら(1966)〈丸谷才一〉二「裾(ガリ)というのは店を張る場所としてはいちばん不利だということを」
③ (「がりがりとかじる」ところから) 生薑(しょうが)をすし屋でいう。
広辞苑 名詞 (古く、大きなショウガをがりがりとかんで食したことからという)握鮨・押鮨などで、口直しに添える甘酢ショウガの薄切り。

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最終更新:2024年05月14日 20:52