きき(利)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (動詞「きく(利)」の連用形の名詞化)
ききめ。効能。また、はたらき。作用。
「ブレーキの利きが甘い」
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)中「はしる三里の灸よりも小判のききぞこたへける」
※福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生「唯の清酒が利(キ)きが鈍いなんて」
利・効
② 囲碁で、石の効力。また、相手に応手を強要できることをいう。
③ 将棋で、盤上のある駒がその性能によって勢力を及ぼしていること。また、その範囲。
語素 名詞と熟合して、そのはたらきや能力が特にすぐれている状態やそれを具有する人をあらわす。「きき腕」「目きき」「左きき」など。 ※名語記(1275)六「声をこそきくに目きき、手きき、心ききのきき如何」
広辞苑 名詞 はたらき。または、能力やはたらきがすぐれていること。 「釘の―が悪い」「―腕」「左―」 利き・効き
しるしききめ。効能。効験。 「薬の―がよい」
大言海 名詞 ()クコト。(シルシ)アルコト。キキメ 「ききガヨイ」藥ノきき」

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附箋:動作 名詞 語素

最終更新:2024年05月17日 19:26