し(助動詞ロ)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 助動詞 (尊敬の助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」となり、さらに「せえ」となり「し」と変化したもの) 江戸の語。対等程度の相手に対する命令を表わし、敬意はほとんどない。四段動詞の未然形に促音「っ」を介して付き、その他の活用には「さっし」が用いられる。 ※赤本・五百八十七曲(18C前)「長松どの、それひろわっし」
広辞苑 助動詞 尊敬の助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」「せえ」を経て「し」となったもの。四段活用の未然形に「っし」の形で付く。尊敬の意はなく、ほぼ対等の相手への命令を表す。 浮世床初「(びん)公、聞かつし」

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最終更新:2023年06月03日 18:51