きす（鱚）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	キス科の海産魚。ふつう、シロギスをさしていう。また、キス科魚類の総称。体は細長い円筒形で、ふつう二〇センチメートルくらい。夏から秋にかけて浮遊卵を産む。肉は塩焼、テンプラ、フライなどにして美味。本州以南に多く、おもに内湾の砂泥底にすむ。しろぎす。まきす。きすご。《季・夏》	〔運歩色葉（1548）〕 ※松籟（1940）〈富安風生〉「一片の蓼の葉あをし鱚にそへ」	鱚
広辞苑	名詞	①キス科の硬骨魚の総称。体は筒型で長く、背びれは二基。 鱗 (うろこ)は小さく、はげ易い。シロギスは美味。ヤギス（アオギス）は激減した。釣魚としても重要。〈[季]夏〉		鱚
		②淡水魚カマツカをキスまたはカワギスと呼ぶ地方もある。
大言海	名詞	魚ノ名。 白 (シラ)ぎす、 靑 (アヲ)ぎすノ二種アリ、白ぎすハ、海ニ產ズ、 眞 (マ)ぎす、又、 海 (ウミ)ぎすトモ云フ、形、筒形ニシテ肥エ、色白ク、大キサ四五寸ニ過ギズ。四時アリ、肉、潔白ニシテ、味、最モ美ナリ。鷄魚 靑ぎすハ、川ニ產ジ、川ぎすトモ云フ、春ノ末、海底ニ沙地ニ子ヲ生ム、形、 扁 (ヒラタ)クシテ、靑ミアリ、吻、尖リ、尾甚ダ細シ。又、 虎 (トラ)ぎすアリ、黑白ノ虎斑アリ、頭圓ク、はぜニ似テ、肉白ク、味淡シ。又、 沖 (オキ)ぎすアリ、眼圓ク、鱗深ク、尺餘ニ及ブモノアリ。	類柑子「本目ノ、春ヲ名吿ルヤ、尺ノきす」	鱚

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