きた

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 方角の名。日の出る方に向かって左の方向。十二支では子(ね)の方角に当たる。 日本書紀(720)成務五年九月(熱田本訓)「山の陽(みなみ)を影面(かけとも)と曰ふ。山の陰(キタ)を背面(そとも)と曰ふ」
宇津保物語(970‐999頃)俊蔭「三条の大路よりきた」
② 北風。《 季語・冬 》 土左日記(935頃)承平五年二月五日「朝きたの出で来ぬさきに綱手はやひけ」
〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 「きた(北)の方(かた)②」の略。 室町殿日記(1602頃)一「北の慶寿院殿をはじめ奉りて上下御よろこび限なし」
広辞苑 名詞 ①四方の一つ。日の出る方向に向かって左の方向。
②北風。〈[季]冬〉。 土佐日記「朝―の出で来ぬさきに」
大言海 名詞 みなみノ語原ヲ見ヨ〕
方角ノ名、日出ヅルニ向カヒテ、左ナル(カタ)()ノ方。
古今集、九、覊旅「北ヘユク、雁ゾ鳴クナル、連レテコシ、數ハ足ラデゾ、歸ルベラナル」

検索用附箋:名詞天文

附箋:名詞 天文

最終更新:2024年05月22日 19:20