辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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日本国語大辞典 | 名詞 | ① 「きつね(狐)」の異名。 | 水無瀬法楽百首(1495)「神垣にともす火みえていなり山きつなく杉の陰ぞ暮行く〈藤原実隆〉」 | 狐 |
② 狐つき。 | 浄瑠璃・大内裏大友真鳥(1725)四「どふでもきつにきはまった。あらだててばかされな」 | |||
[補注]「万葉‐三八二四」の「鐺子(さしなべ)に湯沸かせ子ども櫟津(いちひつ)の檜橋より来む狐(きつね)に浴むさむ」の「狐」を「きつ」と訓(よ)む説もあるが、疑わしい。 | ||||
広辞苑 | 名詞 | きつねの古名。 | 貧道集「夜を寒み鳴くなる―をあはれとぞ聞く」 | 狐 |
大言海 | 名詞 |
〔又、くつト云フ、(きつねノ條ヲ見ヨ)共ニ、鳴ク聲ヲ名トセシナラム、其聲、こうこうトモ云ヒ、狂言記ニ釣狐ヲ きつね(一)ノ古名。其條ヲ見ヨ。 |
萬葉集、十六
十七
「 伊勢物語、十四段「夜モ明ケバ、きつニ 敎長集、春「曉ニ、きつねノ鳴クヲ聞キテヨメル「聞ク人ノ、榮ユト云ヘバ、夜ヲ寒ミ、鳴クナルきつヲ、アハレトゾ聞ク」 |
狐 |
検索用附箋:名詞動物