す(酢・醋)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 酢酸(さくさん)を含む酸性の液体。米に麹(こうじ)を加えて作った米酢、清酒からできる酒酢、酒粕から作る粕酢などのほか果実酢、合成酢などがある。代表的な酸性調味料で殺菌力が強い。 ※正倉院文書‐天平一〇年(738)駿河国正税帳「酢壱斛玖斗盛𤭖壱口」
※万葉(8C後)一六・三八二九「醤(ひしほ)酢(す)に蒜(ひる)搗(つ)き合(か)てて鯛願ふわれにな見せそ水葱(なぎ)の羹(あつもの)」
酢・醋・酸
広辞苑 名詞 3〜5パーセントの 酢酸 (さくさん)を主成分とする酸味のある液体調味料。米などの穀物・果実を原料として酢酸発酵させた醸造酢と、酢酸を水で薄めて醸造酢を加えた合成酢とがある。 酢・醋・酸
大言海 名詞 〔すがすがし、すずしノ意〕
古文、又、カラザケ。味、酸キ、液ノ名、玄米ヲ蒸シ、熱ニ乘ジテ、麴、水ヲ加ヘ、桶ニ密閉シ、其閒、時時、開ケテ、搔キマゼ、斯クスルコト六七十日ニシテ、熱シテ成リ、最初ニ榨リトリタルヲ、一番酢ト云フ。酸味、最モ強シ、次ナルヲ、二番酢ト云フ。其他、釀法、尙、種種アリ、或ハ、敗酒、澁柿ヨリモ製スレド、下品ナリ、食物ニ、酸キ味ヲ添ヘ、又ハ、染料ナドトシテ、用、多シ。古ヘハ、梅酢ヲ用ヰキ。
本草和名、下 四十四 「酢酒、須」
倭名抄、十六 十八 鹽梅類「酢、字亦作醋、須、云云、鄙語、謂酢爲加良佐介此類也」
酢・醋

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附箋:名詞 食物

最終更新:2023年10月25日 19:09