ぎぎ

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日本国語大辞典 名詞 ギギ科の淡水魚。全長二五センチメートルに達する。口ひげが四対あり、背びれと胸びれに毒腺のある棘(きょく)があって刺されると痛む。体色は灰褐色で暗色の不規則な斑紋があるが、死後は黄変する。胸びれを使ってギーギーという音をたてるところからこの名がある。河川、湖沼にすみ、昼間は岩かげにひそみ、夜間活動し、小魚、エビ類、昆虫類の幼虫などの小動物を食べる。尾びれの先端が深く二またになっている点で近縁種のギバチと区別できる。中部以南の本州と四国に分布する。肉は美味。はげぎぎ。ぐぐ。漢名、黄顙魚。 〔明応本節用集(1496)〕
広辞苑 名詞 ギギ科の淡水産の硬骨魚。ナマズに似る。全長約二五センチメートル。体は細長く、体表は滑らかで、褐灰色を呈する。八本のひげと(あぶら)びれをもつ。背びれ・胸びれのとげにさされると痛い。本州中部以南産。尾びれが二叉した点でギバチと区別する。ハゲギギ。 明応本節用集「鯤、ギギ」 義義
大言海 名詞 〔捕ヘラルレバ、ぎぎト聲ヲ發シテ鳴ク〕
古名、カラカキ。カラカコ。魚ノ名、溪水ノ底ノ石閒ナドニ棲ム。形、鯰ニ似テ小サク、黃褐ニシテ、背ニ疣アリ、黑キ斑アリ、口、廣ク、髭、上下ニ、長短、六條アリ、尾ニ小岐アリ、背、及、(アゴ)ノ下ノ鰭ニ鋸刺アリ、人ニ捕ヘラルレバ鳴ク、大ナルハ一尺餘リ。一名、ぎ(ギユ)う。
易林本節用集(慶長)魚偏ニ雨ノ字「ギギフ」 黃顙魚

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最終更新:2024年06月05日 20:56