くは(鍬)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 農具の一種。田畑を掘りおこしたり、ならしたりするのに用いるもの。平たく細長い鉄の板の一端に刃をつけ、他端に柄をつける。畔(あぜ)塗りや除草などにも用いる。 古事記(712)下・歌謡「つぎねふ 山代女(やましろめ)の 木久波(クハ)持ち 打ちし大根(おほね)」
広辞苑 名詞 柄の先に一定の角度をもたせた刃を取り付けた農具の総称。田畑を耕すほか、中耕・除草・作畦など各種の作業に用いる。 風呂 (ふろ)という木のブロック、刃先((さき))という金具、木製の柄から成るものがかつての主流であった。風呂がなく、柄が直接金具についているものを 金桑 (かなぐわ)という。 〈倭名類聚鈔15〉
大言海 名詞 〔くハ、()ゆ(くやす)ノ語根ナラムカ、はハ、刃ノ意〕
土石ヲ、掘リ(オコ)ス具、頭ハ鐵製ニテ、扁ク、內ニ曲リテ、長キ柄ヲ添フ。
字鏡 四十 「钁、久波」
(倭名抄、同ジ)
宇津保物語、藤原君 廿八 「殿ノ人、上下、スキ、くはヲ取リテ、畑ヲ作ル」

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附箋:名詞 物品

最終更新:2024年06月15日 20:34