くぼ（凹・窪）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	① 周囲が高く中央が低くなっている所。くぼんだ所。くぼみ。	日本霊異記（810‐824）中「摂津の国の東生の郡撫凹(クホ)の村に〈国会図書館本訓釈 凹 クホ〉」	凹・窪
		② 女性の性器。女陰。	催馬楽（７Ｃ後‐８Ｃ）陰の名「久保(クボ)の名をば何とかいふ」
広辞苑	名詞	①くぼんだ所。くぼみ。	日本霊異記中「 撫凹 (なでくぼ)の村」	凹・窪
		②女の陰部。
大言海	名詞	〔 漏含 (クキホホ)ノ約カ、かきなぐる、かなぐる。おぼほる、おぼる〕 （一） 周 (メグリ)、高ク、中央、低キ處。クボミ。ヘコミ。	靈異記、中、第五緣「攝津國、東生郡、撫凹村」訓釋「凹、クホ」 天治字鏡、六 廿二 「汚、凹也、久保」 「 項 (ウナジ)ノくぼ」ボンノくぼ」地名ニ「大久保」萩久保」西ノ久保」	凹・窪
		（二）陰門ノ異名。ツビ。	靈異記、下、第十八緣「𬮆、シナタリクボ」（也ト、朱門トノ合字、韻會「也、女陰也」） 字鏡 廿四 「𡱖、開也、久保」（尸ト、朱トノ合字、倭名抄、三 八 莖垂類「俗以 二 開字 一 爲 二 女陰 一 」陰莖ヲ、閇ト云フニ對ス） 名義抄「開、クボ、ツビ」 催馬樂、 陰名 (クボノナ)「 久保 (クボ)ノ名ヲ、何トカ云フ、 川比 (ツビ)タリ」

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