くゆ(悔)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 自分のやったことを、あとになって良くなかった、ああすればよかったなどと、くやしく思ったり反省したりする。後悔する。くやしく思う。 日本書紀(720)天智元年一二月(北野本訓)「若し虞(おほえ)ぬこと有らば其れ悔(クユ)とも及び難からむ者」
尋常小学読本(1887)〈文部省〉四「己の丹誠の足らざりしをくゆる人もあるなり」
広辞苑 自動詞 自分のしたことについて、そんなことをすべきでなかったと思う。後悔する。 万葉集3「立ちてゐて後に―・ゆともしるしあらめやも」。
源氏物語帚木「思ひくまなかりけむと―・ゆる心のみまさりて」。
「前非を―・いる」
悔ゆ
大言海 自動詞 ()るト通ズルカ〕
前ノ非ヲ、惡シト知ル。 後悔 (コウクワイ)ス。誤リヲ覺リテ、惱ム。クヨクヨスル。
萬葉集、十四「鎌倉ノ、見越ノ崎ノ、 岩崩 (イハクエ)ノ、(序)君ガ久由ベキ、心ハ持タジ」
同、十八 十一 「君ガ久伊テ云フ」
後撰集、十二、戀、四「來ヌ人ヲ、まつガ枝ニ降ル、白雪ノ、消エコソカヘレ、くゆる思ヒニ」
動詞活用表
未然形 くい ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 くい たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 くゆ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 くゆる も、かも、こと、とき
已然形 くゆれ ども
命令形 くいよ

検索用附箋:自動詞上二段

附箋:上二段 自動詞

最終更新:2024年06月21日 20:23