くら(鞍)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 馬具の総称。馬に乗る装置の皆具(かいぐ)をいう。その様式により、唐鞍(からくら)、移鞍(うつしぐら)、大和鞍(やまとぐら)、水干鞍(すいかんぐら)などの種類がある。鞍具(あんぐ・くらぐ)。 観智院本三宝絵(984)上「賊の国の王、彼の乞ひ取し白き象に鞍を荘り置けり」
② =くらぼね(鞍橋) 古事記(712)上「片御手は御馬の鞍(くら)に繋け、片御足は其の御鐙に蹈み入れて」
広辞苑 名詞 ((くら)の意)人や荷物を乗せるために牛馬の背におく具。ふつう、 鞍皆具 (くらかいぐ)を総称していうが、狭義には 鞍橋 (くらぼね)を指す。 万葉集10「馬に―置きて」
大言海 名詞 〔馬上ノ(クラ)ノ義〕
牛馬ノ脊ニ置ク具、人、コレニ跨リテ乘リ、或ハ、荷ヲ載ス、其製ハ、くらぼねノ條ヲ見ヨ。
古事記、上 四十 八千矛 (ヤチホコノ)神「片御手者、繫御馬之鞍、片御足、踏入其御鐙
雄略紀、十三年九月「甲斐ノ黑駒、 矩羅 (クラ)着セバ」
字鏡 三十三 「鞍、馬之久良」(倭名抄、同ジ)
「唐鞍」和鞍」(ウツシ)鞍」(ユヒ)鞍」シヅ鞍」 水干 (スヰカン)鞍」鏡鞍」

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附箋:名詞 物品

最終更新:2024年06月22日 19:39