けし(消)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「けす(消)」の連用形の名詞化 )
① 消すこと。ないものとすること。また、文字などを消したしるし。
油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉五「国元へ遣る見舞の状を書かけ、消(ケ)しの出来たのを引裂いて二度の文言を案じる間に」
② 貸し借りの清算。帳消しにすること。また、支払うこと。 歌舞伎・月梅薫朧夜(花井お梅)(1888)二幕「消(ケ)しに困って客人から、預り物を典物(てんぶつ)して集めの者に桟敷代を、払った茶屋もあったさうだ」
③ めっきをすること。 〔日葡辞書(1603‐04)〕
④ 江戸時代、大坂堂島の米市場での帳合米(ちょうあいまい)売買で、四つ(午前一〇時)過ぎ、または昼過ぎに売買を中止したこと。
⑤ 囲碁で、相手の模様がそのまま地にならないように、中央方向から手段を求める着手。
大言海 名詞 消スコト。無キモノトスルコト。 「此事ハ、けしニスル」「いんく消し」

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最終更新:2024年06月29日 20:23