けす(着)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ( 動詞「きる(着)」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いて音の変化したもの ) 「着る」の尊敬語。お召しになる。 古事記(712)中・歌謡「さ寝むとは 吾はすれど 汝が祁勢(ケセ)る 襲(おすひ)の裾に 月立ちにけり」
広辞苑 他動詞 (「着る」の尊敬語)お召しになる。 万葉集6「吾がせこが―・せる衣」 着す
大言海 他動詞 ()るノ敬語、見る、めす。()、せす。()、なすナド、同趣〕
()るノ敬語。()タマフ。
古事記、中(景行) 四十七 (ケシテ)其姨之御衣御裳」(衣ヲ、敬語ニ、 御衣 (ミケシ)ト云フモ、此語ノ名詞形ナリ)
同卷 五十二 長歌「() 祁世流 (ケセル)(オスヒ)ノ裾」
萬葉集、四 十七 「吾ガ 夫子 (セコ)ガ、 蓋世流 (ケセル)衣ノ」(共ニ、けすノ完了ナル、けせりノ連體形ナリ)
動詞活用表
未然形 けさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 けし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 けす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 けす も、かも、こと、とき
已然形 けせ ども
命令形 けせ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年06月29日 20:54