けら(螻)

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日本国語大辞典 名詞 バッタ(直翅)目ケラ科の昆虫。体長約三センチメートルで、黄褐色ないし暗褐色。ややコオロギに似ているが細長い。前あしはモグラの手に似て太く平たいので土を掘るのに適する。地中にトンネルを掘り、ミミズなどを捕食するほか農作物の根を食べる。前ばねは短いが後ばねは長く、灯火にも飛来する。発音器は特に雄に発達し、春秋に土中でジーと鳴き、俗に「ミミズが鳴く」といわれる。日本各地の他、東洋熱帯、オーストラリア、アフリカなどに広く分布する。おけら。《 季語・夏 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕 螻蛄
広辞苑 名詞 バッタ目ケラ科の昆虫。コオロギに似て、体長約3センチメートル。前肢は大きく、モグラのように土を掘るのに適する。夜行性で、よく灯火に来る。農作物を食害。土中で「じいい」と鳴く。これを俗に「みみずが鳴く」という。おけら。〈[季]夏〉。 〈新撰字鏡8〉 螻蛄・螻
大言海 名詞 蟲ノ名、夏、秋、土中、四五分ノ下ニ穴居シテ、善ク鳴ク、長サ一寸許、形、いなごニ似テ、首、圓ク長シ、全身、黑褐色ニシテ、雄ニハ翅アリ、夜、飛ビテ、燈ニツク、雌ハ鳴カズ、翅、甚ダ短ク、飛ブコト能ハズ、冬ハ、深ク土中ニ蟄ス。又、オクラ。シャウライムシ。螻蛄

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最終更新:2024年07月06日 14:30