こて(籠手・小手)

日本国語大辞典
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 名詞 (よろい)の付属具。肩先から腕をおおうもので、布帛の袋に鎖・鉄金具をつけて仕立てる。 籠手・小手
弓籠手 (ゆごて)に同じ。
③指先から(ひじ)のあたりまではめる剣道の道具。手先を革製とし、腕首は布に綿を包んで刺子製とする。
④剣道で、手首と肘との間を打つ決り手。
大言海 名詞 前條ノ語ヨリ移ル〕
(一)鎧ノ具、肱、臂ノ全體ヲ覆フモノ、式正ノ鎧ニハ、左ニノミ用ヰタリト云フ、胴丸、腹卷ナドニハ、左右ニ用ヰル、布帛ニテ作リ、籠手の袋トモ云ヒキ、全體ノ表面ニ、()(バン)トテ、薄鐵ヲ點附シ、 肘鐵 (ヒヂガネ)トテ、肘先ニモ當テ、是レ等ノ閒ヲ、(クサリ)ニテ綴ル、內面ニ、かがり緖ヲ設ケテ、手頸ニ括リツク。臂鎧
平治物語、二、待賢門軍事「紺ノ直垂ニ、黑絲縅ノ腹卷ニ、左右ノ小手ヲサシテ、云云」
太平記、三十一、武藏野合戰事「平一揆、三萬餘騎、小手の袋、四幅袴、笠符ニ至ルマデ、一色ニ皆、赤カリケレバ」
籠手・小手
(二)劒術道具ノ一、兩腕ヲ覆フモノ、(サキ)ヲ、手袋ノ如ク作リ、肘ニ及ブ、白布ニテ縫ヒ、手首ニハ、內ニ、獸毛ヲ入レ、其外ニハ、もめん綿ヲ入ル。腕ヲ擊ツヲ、おこて參るト云フ。

日国は同じ見出し語の扱い。「こて(小手)」を参照。

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最終更新:2024年07月27日 17:45