辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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日本国語大辞典 | 名詞 | ( 「垢離」はあて字で「川降(かわお)り」の変化したものともいう ) 神仏に祈願する時、冷水を浴びてからだのけがれを除き、身心を清浄にすること。真言宗や修験道(しゅげんどう)からおこった。水ごり。 | 山家集(12C後)下「あらたなる熊野詣でのしるしをば氷のこりに得べき成けり」 | 垢離 |
広辞苑 | 名詞 | 神仏に祈願するため、冷水を浴び身体のけがれを去って清浄にすること。水垢離。 | 垢離 | |
大言海 | 名詞 |
〔垢離ハ、 修驗道ニテ、祈念ヲ凝ラス |
後鳥羽院熊野御幸記、建仁元年十月九日「過
二
今日御宿
一
、云云、取
レ
潮、垢離かく、云云」 盛𮕩記、四十、維盛入道熊野詣事「岩田川ニ着キタマヒテ、一ノ瀨ニこりヲかきタマヒ」(岩田川ハ、紀伊ノ西牟婁郡ニアリ) 著聞集、一、神祇、德大寺實能、熊野詣、供ノ人夫「宿宿ニテハ、人モ掟テネドモ、諸人ガこりノ水ヲ、獨ト汲ミケレバ、こりざをト名ヅケテ、人人モ、アハレミケリ」 倭訓栞、こり「俗ニ、みそぎスルヲ、こりをかく、こりをとるナド云ヘリ、 古事記、上 十四 「 眞俗佛事編「問、今時、垢離ト名ヅケテ、川ニ入リ、水浴シテ、佛ヲ拜シ、淸淨ナリトス、云云、答、諸儀軌ノ中ニ、三時澡浴スル等トハ云ヘドモ、遂ニ、河水ニ入テ身ヲ淨ムル、ト云フコトヲ見ズ、云云」(佛敎辭林) |
垢離 |
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