こる(伐)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 木やまきなどを切る。伐採する。きこる 万葉集(8C後)一四・三四三三「薪(たきぎ)許流(コル)鎌倉山の木足る木をまつと汝が云はば恋ひつつやあらむ」 樵・伐
広辞苑 他動詞 木を伐る。きこる。伐採する。 万葉集14「薪―・る鎌倉山の 木垂 (こだ)る木を」 樵る
大言海 他動詞 ()ヲ、活用セサセタル語カ(雲る、宿る)或ハ、()るノ轉カ(()(ガネ)、こがね)〕
()リ取ル。(薪ナド) (キコ)
萬葉集、十四 十六 薪許流 (タキギコル)(鎌ノ序)、鎌倉山ノ、 木垂木 (コタルキ)ヲ、(松ノ序)まつ(待つニカク)ト()ガ言ハバ、戀ヒツツヤアラム」
後撰集、廿、賀、今上、梅壺ニオハシマシシ時、たき木こらセテ奉リタマヒケル「山人ノ、これル薪ハ、君ガタメ、多クノ年ヲ、積マムトゾ思フ」
宇治拾遺、一、第三條「木こらムコトモ忘レテ、家ニ歸リヌ」
同、十二、十七條「木ヲこりテ、親ヲ養フ」
動詞活用表
未然形 こら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 こり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 こる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 こる も、かも、こと、とき
已然形 これ ども
命令形 これ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年08月11日 16:42