ごし(越)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ① 名詞に付いて、その物を越して、あるいは隔てて、何かをすることの意を表わす。 「垣根ごし」「ガラスごし」
日本書紀(720)崇神一〇年九月・歌謡「大坂に 継ぎ登れる 石群(いしむら)を 手(た)誤辞(ゴシ)に越さば 越しかてむかも」
② 時間的長さを表わす語に付いて、その間中続いてきたことを表わす。ある年月にまたがって。 浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)一「二年ごし三年ごし、来る日も来る日も」
広辞苑 接尾辞 ①名詞に付けて、その物を越してする意を表す。 「壁―」 越し
②時間の長さを示す語に付けて、その間中続いてきたことを表す。 「三年―」
大言海 接尾辞 物越 (モノゴシ)ニ、モノスルニ云フ語。 萬葉集、四 十四 ()カザル君ヲ、 山越 (ヤマゴシ)ニオキテ」
後撰集、三、春、下「垣越ニ、散リ來ル花ヲ」
拾遺集、八、雜、上「松原越ニ、鳴ク田鶴ノ」
源、八、花宴 十四 「几帳越ニ、手ヲ捕ラヘテ」

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附箋:接尾辞 語素

最終更新:2024年08月17日 14:21