ごと(事)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ① 動詞の連用形や形容詞、形容動詞の語幹に付いて、その行為や状態を表わす複合名詞をつくる。「願い事」「きれい事」「大事」など。 謡曲・花筐(1435頃)「事新しき問ひごとかな」
② 動詞の連用形に付いて、先の陳述を統合して体言格としての機能を果たす。多く中世の抄物文献に見られる表現。主格に立つ場合は、下に否定的なことばや表現を伴うことが多い。 足利本人天眼目抄(1471‐73)下「別に把柄の付け事も无いぞ」
四河入海(17C前)一七「詩なんどを我等が貴方の前で作り事は面目もない事ぞ」
③ 体言に付いて、そのまねをする意を表わす。「ままごと」「おにごと」など。 滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)七「旦那ごとはやめたといふに」

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最終更新:2024年08月17日 15:38