さし(蠁子)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ハエの幼虫の俗称。
(イ) 糠味噌(ぬかみそ)や酒かすなどにつく小さな蛆(うじ)。ショウジョウバエの幼虫など。蛆。また、羽化して飛びまわる成虫。《 季語・夏 》
〔十巻本和名抄(934頃)〕 蠁子
(ロ) 釣りの餌に用いるハエの幼虫。キンバエなどを魚の頭などで繁殖させたもの。 旅‐昭和九年(1934)一一月号・十一月の釣〈魚住清適〉「ハヤ釣には川虫、サシ〈略〉等がある」
広辞苑 名詞 ①釣魚の餌として、魚の頭などで人工的に繁殖させたキンバエ類の幼虫。 蠁子
糠味噌 (ぬかみそ)・酒粕などにつく小さい(うじ)。ショウジョウバエの幼虫。
大言海 名詞 ()(ムシ)ノ中略カ((ヒムガシ)、ひがし。 背向 (ソムカヒ)、そがひ)〕
酒、醋、ナドノ上ニ飛ブ 蠛蠓 (ヌカガ)。サケノハヘ。サカバヘ。今、シャウジャウ。醯鷄
倭名抄、十九 十四 蟲豸類「蔣魴切韻云、蠁子、酒醋上小飛虫也、佐之」
七十一番職人盡歌合、十八番、法論味噌賣「夏マデハ、さし出デサリシ、(ホウ) 論味噌 (ロミソ)、ソレサヘ月ノ、秋ヲ知ルカナ」
蠁子

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最終更新:2024年09月01日 19:38