ち(千)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 [1] 千(せん)。百の一〇倍。また、数の多いこと。 ※万葉(8C後)一二・三〇五九「百(もも)に千(ち)に人は言ふとも月草の移ろふ情(こころ)吾は持ためやも」
語素 [2] 千(せん)。また、数の多いことを表わす。「ちとせ(千歳)」「ちよろず(千万)」「ちさと(千里)」「ももちどり(百千鳥)」「やちぐさ(八千草)」など。
広辞苑 ①百の十倍。せん。 〈神代紀上訓注〉
②数の多いこと。 万葉集12「(もも)に―に人は言ふとも」
大言海 数詞 (一)百ヲ十倍セル數。(セン)。(熟語ニノミ) 萬葉集、三 五十七 「カクシノミ、アリケルモノヲ、イモモワレモ、 千年 (チトセ)ノゴトク、タノミタリケル」
(二)數多キコト。 萬葉集、四 三十二 「思フニシ、シニスルモノニ、アラマセバ、千(タビ)ゾ吾ハ、シニカヘラマシ」
同、五 廿三 「ハロバロニ、思ホユルカモ、白雲ノ、千()ニヘダテル、ツクシノ國ハ」
同、十二 廿四 「百ニ千ニ、人ハ言フトモ、月草ノ、移シ(ゴコロ)ハ、吾モタメヤモ」
六帖、五「遙遙ト、千(サト)ノ程ヲ、ヘダテテハ、稀ノ使モ、ウレシカリケリ」

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最終更新:2024年07月28日 14:00