さふ(障・塞(自動詞))

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 ① ひっかかる。つかえる 枕草子(10C終)九七「刺櫛(さしぐし)すりて磨く程に、ものにつきさへて折りたる心地」
② 気にさわる。感情を害す。 浄瑠璃・一谷嫰軍記(1751)一「天下の為の謀御心にさへ給ふなと、忿をなだむる頓智の詞」
広辞苑 自動詞 つっかかる。さえぎられる。 枕草子97「さし櫛みがくほどに、物につき―・へて折りたる心地」 障ふ・支ふ
大言海 自動詞 ササハル。サヘギラル。 枕草子、五、四十九段、あさましきもの「サシ櫛(ミガ)クホド、物ニさへテ折リタル」 障・塞
動詞活用表
未然形 さへ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 さへ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 さふ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 さふる も、かも、こと、とき
已然形 さふれ ども
命令形 さへよ

検索用附箋:自動詞下二段

附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年09月15日 20:52