さを(佐青)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 形動 ) ( 「さ」は接頭語。「お」は「あお(青)」の変化した語 ) 青いこと。また、白さがまさってうす青く見えること。また、そのさま。 催馬楽(7C後‐8C)青馬「青の馬放れば 取り繋げ 左乎(サヲ)の馬(ま)放れば 取り繋げ」
源氏物語(1001‐14頃)末摘花「色は雪はづかしく白うて、さおに、額つき、こよなうはれたるに」
さ青
広辞苑 (サは接頭語。サアオの約)まっさお。また、青白いこと。 万葉集16「人だまの―なる君が」 さ青
大言海 名詞 〔さハ、發語、さ(アヲ)ノ約( 朝明 (アサアケ)、あさけ) 佐丹 (サニ)(ヌリ)ノ類、 眞靑 (マツサヲ)ト云フ語モ、アリ〕
(アヲ)ト云フニ同ジ。色ノ、極メテ白キハ、靑ミアリ。
萬葉集、十六 三十一 「人魂ノ、 佐靑 (サヲ)ナル君ガ、タダ獨リ、會ヘリシ雨夜ハ、久シトゾ思フ」
源、六、末摘花 廿五 「色ハ、雪ハヅカシク、白ウテ、さをニ」(婦人ノ顏色、湖月抄「餘リニ白キモノハ、靑ク見ユルナリ」)
同、三十四、下、若菜、下 七十七 「靑ミ𮕩ヘタマヘルシモ、色ハ、さをニ白ク、美シゲニ」
佐靑

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最終更新:2024年09月23日 18:33