ざり(礫)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 砂まじりの小石。じゃり 俳諧・俳諧三部抄(1677)上「ざり砂や蒔絵に見ゆる松かざり〈風子〉」 砂利
② ( 白い砂や小石が一面に敷きつめてあったところから ) 江戸時代、奉行所などの法廷の一部をいう。転じて、奉行所。白州(しらす)。じゃり
③ 米粒。米。また、白飯。 〔現代語大辞典(1932)〕
広辞苑 名詞 砂まじりの小石。じゃり 松の葉2「―取る池」 砂利
大言海 名詞 細石 (サザレイシ)ノ語原ヲ見ヨ、さざれ、上略セラレテ、ざれト、濁音ヲ(ノコ)シ( 蝲蛄 (シザリガニ)、ざりがに)又、轉ジテ、ざりトナルナリ( 皂皮 (クリカハ)、くれかは。 塊石 (クレイシ)、くりいし)後、又、轉ジテ、じャり(沙利)トナレリ〕
又、ざれ。石川ノ小石。今、沙利 (ジヤリ)ト云フ。
字鏡集「磊、サレイシ、コイシ」
日本釋名(元祿)中「 細石 (サザレイシ)、細石ヲ、ざれト云フモ、此語ヨリ出ヅ」
倭訓栞、さざれいし「筑紫人ハ、ざれト云フモ、是也」
年中隨筆(文政)三「俗閒ニ、小石ヲ、ざりト云フ、歌ニ、さざれト讀ムト、同言ナルベシ」
松の葉(元祿)二、小唄、月見「通ヒシ路ノ邊、ざり取ル池ノ水鏡」(江戶、淺草、吉原土手ノ邊ノ沙利場ヲ云ヘリ)

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附箋:名詞 自然物

最終更新:2024年09月29日 16:08