しき(式)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 接尾辞 人称代名詞や指示代名詞に付いて、程度を表わす。つまらないものや程度の低いものの意をこめて、私みたいなもの、これぐらいのことの意を示す。ほど。くらい。ばかり 発心集(1216頃か)一「我等しきの人は、聞てもいかがはと事の外にいらふるを」
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上「是程しきでこな様へ身代うちあけはなす事」
大言海 接尾辞 〔式ハ、(シキ) 借字 (アテジ)
ノ、如キモノ。ホドバカリ。グラヰ。
「是レしきノ事」我レ我レしきノ知ル所ニアラズ」
しきノ、きヲ轉呼シテ、しこトモ用ヰル。(だけノ意)「是レしこ」ドカしこ」アレしこ」

「式」の意味とすることが多いが、「ほど」「くらい」の意であるから、「敷く(及く)」の「及ぶ」の意味と暗合する。

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最終更新:2024年10月05日 19:53