しづ(垂)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 垂らす。下げる。しだれさせる。 古事記(712)上「下枝に白丹寸手(しらにきて)、青丹寸手を取り垂でて〈垂を訓みて志殿(シデ)と云ふ〉」
琴歌譜(9C前)片降「木綿垂での 神が崎なる 稲の穂の 諸穂に之弖(シデ)よ これちふもなし」
広辞苑 他動詞 たらす 万葉集6「しでの崎ゆふとり―・でて」 垂づ
大言海 他動詞 ()ラス 古事記、上 廿五 「於下枝(トリ)(シデ)白丹寸手、靑丹寸手
神樂歌、賢木「榊葉ニ、 木綿 (ユフ)取リ志天テ」
拾遺集、十、神樂「イソノカミ、フルヤ男ノ、太刀モガナ、組ノ()しでテ、宮路通ハム」
金葉集、二、夏「玉ガシハ、庭モ葉廣ニ、ナリニケリ、コヤ 木綿 (ユフ)しでテ、神祭ル頃」
夫木抄、廿六「今日ハ又、誰ガ禊トカ、シデノ崎、 木綿 (ユフ)トリしでテ、波モ越スラン」
動詞活用表
未然形 しで ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 しで たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 しづ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 しづる も、かも、こと、とき
已然形 しづれ ども
命令形 しでよ

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2024年10月12日 21:45